• トップページ
  • 組合概要
  • お問合せ
  • 淀川組合の特徴
  • 実習生制度
  • 活用事例
  • ボランティア募集
ミャンマー

ミャンマーってどんな国?

 ミャンマーは、面積が65万平方キロメートル(日本の約1.8倍)に人口約5100万人です。人口構造は、新興国で典型的に見られるような20代前半から30代半ばの若年層が多い人口構造となっており、今後も労働人口の増加が期待されています。

 

 多民族国家で、ビルマ族が約70%を占めますが、少数民族を合わせると135の民族がいるといわれています。そのため、食文化も多様ですが、主食は米で、通常は朝昼晩と白いご飯を食べます。米粉で作った麺を食べることも多く、各民族によってさまざまな麺料理があり、バリエーションが豊富です。

 


海外への出稼ぎも多く、日本語の上達スピードが速い

 ミャンマーでは労働力人口のうち約70%が農林水産業に従事しており、賃金水準が低いこと等から、近隣国への出稼ぎ労働者が多く、非合法も含め、タイで約300万人、マレーシアで40万人が就労しているといわれ、更にクーデターによる影響でミャンマー人の海外就労への希望がさらに高まっています。

 

 日本語学習の人気は近年上がってきており、来日人数は小規模にもかかわらず、日本語能力試験の母国での受験者数はベトナムに次いでASEAN第2位の水準になっています。ミャンマー語と日本語は文法が似ているため、日本語の上達スピードが他国と比べて早い傾向にあるといわれています。

 


「思いやりの国」

 英国の慈善団体「チャリティーエイド基金」が行う、人に対する優しさや思いやり(見知らぬ人を助けたり、チャリティーや寄付をしたりする)を数値化した「思いやり指数」でミャンマーは毎年世界第5位以内に入っています。

 

 国民の90%が敬虔な仏教徒で、善い行いをして「功徳(くどく)」を積むことが大切であることから、人に親切にすることが根付いているのだと思われます。当組合の日本人スタッフもこれまで50回ほど出張しているが、嫌な思いをしたことが全くないと話しています。

 


ミャンマー人と上手く付き合っていくには?

(1) 家族(目上)の意見を重視する

 ミャンマーの人は、温厚で控え目、勤勉と評価されることが多く、家族を大切にします。ベトナムもそうですが、ミャンマー人の親は日本人の親以上に、子供やの助言に力を持っていて、あらゆるこのとの決定基準が「家族」の意見だという人も珍しくありません。

 

 ミャンマー人と親しくなるには、家族の話しを聞いたり、反対に家族のことを紹介してみてください。

 

 


(2) 叱ってはいけない

 穏やかで控え目なミャンマー人は、両親や教師以外の他人から大きな声を出されたり、人前で怒られることがありません。
 
 例えば遅刻をしたようなときにも、みんなの前で注意をすると、ひどく傷ついてしまうことがあります。注意が必要な時は、周囲に人がいないところで、そのことが起こってしまった原因を聞き、その後丁寧に改善点を説明してください。
 
 優秀な人材であればあるほど、この傾向は強いように思われます。

 


(3) ゆるやかな時間感覚

 日本人ほど時間に正確な国はないといわれていますので、ほかの多くの国も共通しているかもしれませんが、ミャンマー人はその穏やか性格も相まって、時間感覚は緩やかです。一生懸命、まじめに取り組んでいるのですが、機械化した生産現場のスピードについていくことは至難の業です。スピードを求められる職場には慣れるまで時間を要するかもしれません。

 

 

 


(4) 女性活躍先進国

 他のアジア諸国同様に働き者の女性が大変多いです。世界経済フォーラムの調査においても女性労働参加率は男性労働参加率との差が少ないです。

 

 職場でも、女性は真面目でしっかりしている人が多く、周囲から信頼されています。ビジネス界でも上司が女性ということも珍しくありません。

 

 結婚、出産後も働き、将来起業したいという女性が多いといわれています。